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木岐でWSを行いました!




 10月8日から12日までの期間、徳島県の木岐で活動を行ってきました。

先月に引き続き今年2回目の訪問となります。今回は11人と研究室の大半が参加し大所帯での訪問となりました。

 今回の活動では南海トラフ地震によって甚大な被害に見舞われる事が予想されている木岐において、津波から身を守るため防災倉庫のある高台へ一次避難を行った際に、生活を送るテントを木岐の住民の方々と作成しました。

このテントは3日から1週間程度雨風をしのぎ、最低限の生活を送ることを想定した仮設テントです。

 仮設テントの材料は災害時でも簡単に手に入るもの、もしくは防災倉庫に入っている物でなくてはいけません。そこで使う材料は主に木岐の山に多く生えている竹とビニールシートを用いました。

 8日と9日は竹の切り出しや製材といった部材の準備を行いました。住民の方々と協力しましたがかなりの肉体労働で予想以上に時間がかかってしましました。



 10日にはいよいよ仮設テントの建設を行いました。この日は多くの住民の方々に集まっていただき私たちと一緒に仮設テントを作成してくださいました。

木岐の方々の多くは漁業や農業を行っている方々なのでロープを結ぶ技術が凄まじく、私たちが設計したテントの不具合等も現場で改善してしまい想定しているよりもかなり早くテントを作成する事が出来ました。



 その日のお昼ご飯は住民の皆様と一緒に災害対策として被災時でも水やお湯だけで炊く事の出来るα化米を用いてカレーを食べました。『意外においしい』『やっぱり固い』等の意見が出ていました。



 その後建設したテントで実際に生活を送り避難生活のシミュレーションを行いました。10月という事で気候的に過ごし易く、また虫も余り出なかったためなかなか快適に過ごす事が出来たように思えます。

 しかし災害はいつ起こるかわかりません。今後は真夏や真冬等過酷な環境下で過ごす事もしっかり考えていかなくては災害時の仮設テントの提案として満足な物とはならないと実感しました。



 翌日11日は住民の方々へ先月に行った『避難に関する意識調査』と10日に行った『仮設避難テントの作成及び生活シミュレーション』に関する報告会を行いました。この会にも多くの方々に集まっていいただきまして活発な意見交換を行う事が出来ました。そこで出された意見、反省点、改善点は持ち帰ってまた仮設テントの計画を練り直し、より良い提案へつなげていけるようにがんばっていきたいと思います!!





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