11月11日~13日まで、岩手県の山田町、宮古市に行ってきました。
今回で、東北出張は2回目になります。
前回は、ヒアリングの予定がつまっていて、現地を見ることができませんでしたが、今回は現地を見ることができました。ヒアリングの内容としては、復興まちづくり計画を実行するにあたって、今までの5年間でどのようなことがあったか、問題点はどのようなものだったのかなどを中心に、これからどうなっていくのかなど聞きました。
防潮堤の写真です。震災前からあった堤防を地盤沈下した分だけ補修したものから、新しく建てているものもあります。高さや工法などいろいろなところで問題点がでてきます・・・
新しく建てている住宅の写真です。左の写真のように高台につくるために山を切り開いているところもあります。その現場だけをみると多摩ニュータウンを思い出します。すごく大がかりな事業が動いていることを肌で感じました。はたして、完成したとき、それから10年後、どのような場所になっているのか不安に感じました。 反対に右の写真では、残った集落の中の畑などに新しく住宅を建てています。被災した戸数やどの事業を選ぶかによって、さまざまな違いが出てきています。
市場にも行きました。この市場では、地元の人が自分で作ったものを売っています。地元の海鮮を食べれるところもあり、活気を感じました。ここでは、地元のおばあちゃんたちのたまり場になっているところもあります。
今回、現場を見てきて、震災はまだまだ終わっていないんだと実感しました。まだ、仮設住宅に住んでいる人がほとんどで、やっと工事が動き出した感じでした。まだまだ、本来の生活に戻るには時間がかかり、また、集落として本当の意味で復興し終えるのは、もっと先だと感じました。