11月30日~12月1日と12月9日~10日の2回にわたって、私の卒業論文も兼ねて、岩手県、宮城県の漁協さん(全部で5か所)にお話しを伺いに行ってきました!
今回は、震災後に新しく始めた漁業振興のための活動を行っているところにお話しを伺いました。ヒアリングの具体的な内容としては、どのような団体、組織で活動を行っているか、活動のきっかけ、活動の内容などです。また、活動と復興まちづくりの関係についてもお伺いしました。
ここでは、その中の2か所を紹介します。
上の写真は、野田村の荒海団(岩手県野田村漁協)でのヒアリングの写真です。もともと、質の高いホタテをブランディングすることによって、付加価値を付ける取り組みを始めました。ここでは、野田村、第3セクター、漁協、漁師さんの4団体が手を組み活動しています。
また、宮城県漁協唐桑支所では、牡蠣の養殖で出る副産物である赤皿貝を使って、おつまみを作っている最中です。副産物の赤皿貝は言い換えれば、今まで牡蠣を育てる上での邪魔者でした。その赤皿貝のおいしさに目をつけ、今まで続けていた燻製の技術を使って、販売することになりました。
このような活動は、初期投資として復興支援の補助があるために活動することができています。このような活動が漁業集落に起きることによって、漁業がもっと栄えていくきっかけ、まちの存続につながると私は考えています。復興を考える上で、家などのハードだけでなく、ソフトも大事だと思います。ハードとソフトの両立が上手くいく復興計画を考えていく必要があると思います。