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MBT出張

 今回の出張では、前回のケアマネージャーさんへのヒアリング調査を元に、奈良県の橿原市ニュータウンに属する菖蒲町1丁目にお住いの要支援者・要介護者のうち、6名にヒアリング調査を行いました。

 要支援者・要介護者さんのお話を聞くと、昔は「大阪まで働きに行っていた」、「周辺の池や景色を眺めに毎日散歩していた」といった意見が見られました。しかし現在では「周辺は住宅しかなく目的地とする場所がない」、「坂が辛くて歩けない」、「道が平らでないから転んでしまう」といった意見が目立ち、加齢に伴う身体状況の変化によって、街の捉え方が大きく変わっていることが明らかになりました。

 そんな中でも、今回ヒアリングを行った方々はお元気な印象を受けました。菖蒲町に住む要支援者・要介護者さんは、車通りが少なく比較的平坦な道を積極的に歩いていたり、自治会を通してカラオケやお話会をといった活動を行っているそうです。このような活動がリハビリの一環となっているのだと感じ、驚かされました。



今後も、高齢者が身近な場所で気軽にリハビリが行え、自宅に住み続けることを支える街づくりに向け、今回ヒアリング調査を行えなかった要支援・要介護者への追加調査を行い、分析・提案を行おうと思います。

右の写真

普通の道に見えますが、要支援・要介護者にとっては道が平らでなく非常に歩いづらいそうです。

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