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奄美大島・秋名集落出張!!

7月28日〜8月3日まで奄美大島龍郷町秋名・幾里集落の方に行ってきました。

前回の出張では、集落の魅力的な場所を訪れ、様々な人にお会いし、集落の魅力についてのお話を聞くことが一番の目的であり、たくさんのことを住民の方に教えていただきました。

それを東京に持ち帰り、研究室で議論を行い、秋名幾里のポテンシャルと課題を整理し、改めて深く理解しないといけない点を明確にしました。これらを元に、1つ目として、ポテンシャルを生かしたイベントを起こすために、主体になる人物はいるのかを探すこと。2つ目として、イベントを実際に起こすことは可能なのか、ヒアリングや建物の記録や実測によるデザインサーベイを行い、検討を行うこと。この2つを行うことを目的に出張に行ってきました。

秋名集落では、田んぼのお米がちょうど収穫の時期を迎えていて、田んぼでは至るところで米が掛け干しされていました。

また、このお米を使って作られる伝説の黒糖焼酎である『山田川』にもついにお目にかかりました。やはり雰囲気ありますね!!飲むことはさすがにできなかったのでいつか飲みたいと改めて思いました。

左写真:稲が掛け干しされている

本題の調査では、幾つかの空き家の内部調査を行いました。空き家のリスト化をひとまずの目標として、空き家の中でも大規模改修を必要としない空き家を探し、用意したチェック項目より、保存状態を客観的に評価することで空き家の活用に向けての調査をしました。綺麗に保存されている建物も幾つかあり、移住者が家探しに苦戦するいう課題に対して、空き家活用の可能性を感じることができました。また、そのような空き家について所有者の方にも、お話を伺うことができました。



左写真:空き家実測 右写真:空き家についてヒアリング風景

この活動は、龍郷町の秋名集落の魅力化プロジェクトの一体として行っているため、提案の一つとして使われなくなった幼稚園を活用してほしいということで、前回は建物の配置を実測しましたが、内部を見ることができていませんでした。そのため今回は、幼稚園の内部の実測調査を行いました。一部、雨漏れがひどい箇所がありましたが、基本的には綺麗に保存されており、哀愁漂う幼稚園でした。外観は集落の中では異彩を放つRC造の建物という印象でしたが、内部を見れば昔の記憶が残る、とても良い幼稚園でした。

   左写真:幼稚園教室内観 右写真:幼稚園実測

今後は今回の出張でのことを整理して、秋名・幾里で何を行えばいいのか考えていきたいと思います。

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